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重たい気分の口直しにピッタリ:反自殺クラブ―池袋ウエストゲートパーク5 [小説]





最近の2冊でスカッとしない本に当たっていたので、本書を口直しに。
抜きんでておもしろいわけではないのだが、安定しているし、単純に楽しいのがすばらしい。


【目次】
スカウトマンズ・ブルース
伝説の星
死に至る玩具
反自殺クラブ


本書も今までのシリーズ同様、池袋を舞台に主人公の真島誠がセンセーショナルな問題を、都合よく解決していくストーリー。あっと驚くトリックはないけど、単純に楽しめる。

本書の中で一番好みなのは、「伝説の星」最後のどんでん返しがすばらしいし、後味がいい。私が本シリーズを読む動機である、単純に楽しめるエンタテイメントという目的に一番合致している。
二番目に好みなのは表題作の「反自殺クラブ」。ストーリーの先が見通せるのは仕方ないにしても、真相がわかった後の、真犯人の動機に納得しない者が残るのが残念。もう少し長いストーリーにした方がいいんじゃないのかと思う。

逆にいまいちだったのは「死に至る玩具」。問題のとらえ方が表面的だし、八つ当たりに見えて仕方ない。筆者はやや左よりの意見を表明することが多いので、想定の範囲と言えばその通りなのかもしれないけど、大人が読むには薄っぺらすぎるストーリーだと思う。

全体的に、安定した品質は健在なので、今までのシリーズが楽しめた人にはお薦めの作品。
シリーズの書評ではいつも同じことを書いている気もするけど、あっさり読めて、単純に楽しめるのがいいよね。

☆☆☆★(☆三つ半)

参考
シリーズ第1作:池袋ウエストゲートパークの書評
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-03-17
「水の中の目」がオススメ:第2巻 少年計数機の書評
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-05-15
「骨音」がオススメ:第3巻 骨音の書評
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-04-16
「池袋フェニックス計画」がオススメ:第6巻 灰色のピーターパンの書評
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-06-22-1

他のBlogの反応はこちら等。
(ニュートラルな評価のエントリ)
http://emeu.jugem.jp/?eid=539
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/88d9d1ba481912bc1ffcf29803b37fa3/4d
(ポジティブな評価のエントリ)
http://honeysun.sblo.jp/article/18484276.html
http://yaplog.jp/chie0501smce/tb_ping/959
(ネガティブな評価のエントリ)
http://blog.goo.ne.jp/ippoyomo1956/e/df9eb39d60c9972a8480fd77ad64b53f
http://takamioffice.paslog.jp/article/25610.html

ネガティブな評価にはそもそも合わないと言う意見と、シリーズと比べていまいちという意見があり。
そして、ポジティブに評価する人の中ではもっとも評価されていたのは「死に至る玩具」。このシリーズについては、私の意見は少数はなんだよなぁ……。






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