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いつか来る未来、それとももう来ているのか?:大震災の後で人生について語るということ [投資・マネー]


大震災の後で人生について語るということ

大震災の後で人生について語るということ

  • 作者: 橘 玲
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/07/30
  • メディア: 単行本



筆者の橘玲は言っていることがブレない。
現在の財政赤字の拡大ペースは維持できない。ニッポン型雇用は崩壊する。経済的に見て持ち家を取得するのは損。このような主張を繰り返していて、未だに予言は成就していない。
インフレ到来論者の藤巻健史と同じで、経済学的に見ていつかは当たる予言を繰り返している(けれど、まだ当たっていない)人だ。

その筆者が、3.11東日本大震災が、予言成就のきっかけになるのではないか?という目線から描いたのが本書。


1 日本人の人生設計を変えた四つの神話
 日本を襲った二羽の「ブラックスワン」
 不動産神話―持ち家は賃貸より得だ
 会社神話―大きな会社に就職して定年まで勤める
 円神話―日本人なら円資産を保有するのが安心だ
 国家神話―定年後は年金で暮らせばいい
2 ポスト3・11の人生設計
 伽藍からバザールへ―人的資本のリスクを分散する
 世界市場投資のすすめ―金融資本を分散する
 なぜふつうのおばさんが億万長者になるのか?
 大震災の後で人生を語るということ


冒頭で藤巻健史と同じ路線の人と書いたけど、厳密に言うと、筆者のほうが良心的
筆者は、いつか当たる予言だが、何時当たるかはわからないということを明確に述べているからだ。

経済学的に見ると当然、常識で考えるだけでもわかるのだが、日本政府が現在のように赤字国債を発行し続けて、手厚い社会保障を維持していくことは究極的には不可能だ。
無税国家が不可能なのは誰でもわかるだろうが、無税でなくとも、税収と歳出のバランスがとれていない状態はいつかは破綻する。その前に、インフレか大増税かデフォルトか何かしらの方法で現在の路線を変更する必要がある。

そこまでは簡単。でも、何時その瞬間が来るのかは誰にもわからない。
非常識な投資行動をとったおばはん”ミセス・ワタナベ”が大金持ちになったように、歪んだ状態が思いの外長引くことはよくあるのだ。

筆者の言うように、3.11東日本大震災が歪みのなくなるきっかけになるかどうかはわからない。
ただ、30代の私でも後50年近くは生きる可能性が高い様に、人生は思いの外長い。
いつ逆流が起こっても対処できるように準備はしておくべきだろう。
願わくば、逆流が私の子孫が生きる日本国にとって、望ましい形で起きますように……。

☆☆☆☆(☆4つ)

他のBlogの反応はこちら。
http://ten-thousand.at.webry.info/201111/article_1.html
http://mbaenglish.seesaa.net/article/232237725.html
http://ikadoku.blog76.fc2.com/blog-entry-1287.html
http://otsu.seesaa.net/article/230177605.html
http://mikazuki.seesaa.net/article/232106497.html
http://atok440.blog11.fc2.com/blog-entry-312.html
http://d.hatena.ne.jp/jhirao/20110901/1314859907
ニッポンの伝統的企業に勤務して、居住用の不動産を持っていて、資産のほとんどが円建てで、老後の年金を当てにしている人。あなたのポジションはギャンブル型のポジションですよ。
このうちの、2つぐらいならポジションとしてはありだと思うのだけど……。






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