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同じ商品が違う値段で売られているわけ:スタバではグランデを買え!: 価格と生活の経済学 [経済]


スタバではグランデを買え!: 価格と生活の経済学 (ちくま文庫)

スタバではグランデを買え!: 価格と生活の経済学 (ちくま文庫)

  • 作者: 吉本 佳生
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2012/01/10
  • メディア: 文庫



吉本佳生が価格を切り口に、経済学について書いた入門書。
一物一価の法則は経済学の基本的な法則の一つだが、日常生活では成立しているように見えない。
(例:ゴルフ場ではペットボトルのジュースが200円で売られていたりする)
その理由はなぜなのか?一物一価の法則が間違いなのだろうか?それとも他に理由があるのだろうか?

筆者の意見は入門レベルにおいては変に偏っておらず、かつ、文章力には定評があるので安心して読むことができる。

【目次】
第1章 ペットボトルのお茶はコンビニとスーパーのどちらで買うべきか?―裁定と取引コストが価格差を縮めたり広げたりする
第2章 テレビやデジカメの価格がだんだん安くなるのはなぜか?―規模の経済性が家電製品の価格を下げる
第3章 大ヒット映画のDVD価格がどんどん下がるのはなぜか?―企業は、高くても買う消費者にはできるだけ高く売ろうとする
第4章 携帯電話の料金はなぜ、やたらに複雑なのか?―携帯電話会社はいろいろな方法で消費者を選別する
第5章 スターバックスではどのサイズのコーヒーを買うべきか?―取引コストの節約は、店と消費者の両方に利益をもたらす
第6章 100円ショップの安さの秘密は何か?―ときには、追加コストが価格を決める
第7章 経済格差が、現実にはなかなか是正できないのはなぜか?―所得よりも資産の格差のほうが大きな問題である
第8章 子供の医療費の無料化は、本当に子育て支援になるか?―安易に政府に頼る国民は、結局は大きなツケを負わされる
最終章 身近な話題のケース・スタディ―付加価値に分解して考える


本書は入門レベルのミクロ経済の知識を、物の価格とコストに注目することでわかりやすく説明している。
冒頭に上げたジュースの値段が場所によって異なることや、タイトルにあるように、スターバックスでは容量が倍になっても値段は100円しか違わないことを取引コストの観点から解説している。

目次を見ればわかるように、本書で取り上げられているテーマはすべて身近な商品の価格の話。
スタバ、100均、携帯電話、デジタル家電……。
この切り口が本書をヒットさせた大きな要素で、身近な題材を下に入門レベルの経済学の知識をしっかりと解説しているため、学生・ビジネスマン・主婦などあらゆる層のヒトに楽しめる内容となっている。

私は本書がヒットしたのは、単なるタイトルの勝利ではなく、内容の素晴らしさにあると思っている。

☆☆☆☆(☆4つ)

他のBlogの反応はこちら。
http://blog.livedoor.jp/yudai0311/archives/5593833.html
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-8119.html
http://d.hatena.ne.jp/risujii/20120415/1334440614
http://yasu-raku5.jugem.jp/?eid=1690
http://myjournal.seesaa.net/article/107033590.html
http://naohisa.at.webry.info/200801/article_18.html

下手な節約本より本書のほうが節約にも目覚めさせてくれる。
意外と奥の深い一冊。






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