So-net無料ブログ作成
検索選択

社会派としてはいい出来:震える牛 [小説]


震える牛

震える牛




正統派の社会派ミステリ。
ここでは明記しないが、元ネタとなった事件・社会問題は5~6個簡単に挙げることができる。

ミステリとしての謎解きや、文章の技巧などを楽しむには向いていないのだが、社会派として今の社会の問題に迫るという点では十分な水準に達しているだろう。
(ちなみに、ミステリとしての謎解きがあまり白熱しない理由は、タイトルがうまくないからだ)

個人的な感想としては、作中で述べられているファスト風土への警鐘はあまり納得出来ない。
作品に出てくるような、グラム1,500円の肉を自身を持って進めることのできる肉屋がある商店街は確かに寂れたりしないだろうし、存在意義もある。
だが、そんな専門性の高い商店街がどれだけ残っているのだろう。
現実的には、コンビニに鮮度・品ぞろえで負ける程度の商店街が多数派だと思う。

と、このような感想が来るのだから、社会派としては成功している作品なのだろう。
社会派ネタに詳しい人には何を今更感があるかもしれないが、あまりそうした方向に興味を持たない人には新鮮に楽しむことができると思う。

☆☆☆★(☆3つ半)

他のBlogの反応はこちら。
http://blog.goo.ne.jp/4126nk/e/a35f3ec4645f7e17e3c0cfa68c1620d7
http://shirube.seesaa.net/article/298929915.html
http://wallbreak.at.webry.info/201205/article_2.html
http://d.hatena.ne.jp/rirakorira/20121127/1353974479
http://tkr2000.cocolog-nifty.com/ture/2012/03/post-aaea.html
http://blog.livedoor.jp/ikun1118-dipns/archives/65786244.html

砂の器」との対比で売りだされていたようで、そこに文句をつけている人も。
松本清張は昭和のあの時期だからこそ成り立ち、売れた作家なのだから、売る側こそが社会派=清張という思い込みを捨てなきゃいけないのに…






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。