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財務官僚はなにもしないでください:日本経済を救う税金の話をはじめよう [社会]


日本経済を救う税金の話をはじめよう

日本経済を救う税金の話をはじめよう

  • 作者: 大武 健一郎
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2010/11/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



色々とダメな本。本書に書かれている中身の政策はこの通りのことをやっても日本経済が沈んでいくだけということがここ数年の実績によってはっきりしている
ただ、本書を書いたのは主税局長、国税庁長官を歴任したバリバリの大蔵官僚であり、キャリア官僚の思考法とレベルを認識するには良いサンプルになっている。

【目次】
序章 税は税だけで議論してはいけない
第1章 財源確保こそが日本を救う
第2章 税金の本当の役割は何だろう
第3章 日本の税金はどこがおかしいのか
第4章 所得税はどのように払ってもらうべきか
第5章 法人税を有効活用する方策
第6章 消費税で高齢社会を乗りきる
第7章 相続税と固定資産税は根本から見直す
第8章 大変化の時代は税金も大きく変わる


本書の出だしで「財政再建こそが脱デフレの処方箋」と出てきて、その時点でかなり読む気が削がれてしまう。金融緩和のアベノミクスで景気が上向いて、消費税増税でそれに水がさされてしまった現在から見ると、かなりいい加減な議論だ。
しかも、アカデミックな理論に基づいているわけではなく、「社会保障を充実させれば、安心してデフレを脱却できる」という意味不明な独自理論でそれを主張している。

その他にも、「デフレの今は消費税増税のチャンス」、「インフレ下で消費税を増税するのは価格上昇が激しくなるため難しい」などと、とても現実を見ているとは思えない文章がいたるところに出てきている。
こんな人が財務省の上層部に居たと思うと、官が日本経済の足を引っ張るのも仕方ないかとしか思えないようになってくる。

大蔵官僚(財務官僚)のレベルと思考法を知るにはいい本だが、読んでいると絶望しか感じられなくなるのがこの本の難点だ。

☆☆(☆二つ)

他のBlogの反応はこちら。
http://lazy-portfolio.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-408d.html
http://d.hatena.ne.jp/akehyon/20110316
http://mayuharu21.at.webry.info/201105/article_2.html
http://blog.miwaz.com/?eid=902883
http://082column.blog.so-net.ne.jp/2011-02-03-3

全般的にひどい内容ばっかりだけど、遺産税の構想だけはオモシロイと思った。
(社会保障の縮小を伴わざるをえないけど)これはありなんじゃないかな?






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