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面白くないけど、正しい。:食をめぐるほんとうの話 [科学]


食をめぐるほんとうの話 (講談社現代新書)

食をめぐるほんとうの話 (講談社現代新書)

  • 作者: 阿部 尚樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/11/19
  • メディア: 新書



食事をめぐる健康法の提起や、新たな発見のニュースは止まることがない。
最近でも、ハム・ソーセージなどの加工肉に対する発がん性が報告されたり、糖質制限ダイエットの第一人者?が早死したというニュースなど、食に関する様々なニュースが出ている。

だが、マスコミの科学記事にありがちなことだが、どの程度信憑性があって、どの程度リスクがあるのかをニュース記事から正確に理解することは困難だ。

そうした食に関するニュースの解説本が本書。
正直言うと、面白いものではないのだが、誠実・正確な内容に仕上がっている。

【目次】
序 食をめぐるミステリー――炭水化物抜きダイエットの罪
第1章 安全な食生活を脅かすもの――食品汚染と添加物
第2章 もう振りまわされない! 健康情報の基礎知識
第3章 その健康食品やサプリは本当に効くの?――ポリフェノール・カテキン・ウコンほか
第4章 「漠とした不安」の正体を探る――農薬・遺伝子組み換え・放射線ほか
第5章 「東農大の学食」にみる現代食文化考――「おいしくて安心な食卓」のコツ


上記目次を見てもらえればわかるように、最近の食事に関するニュースの中で、話題になることの多いものについて、科学的に正確な解説がされている。

そして、本書を読めばわかるのだが、特定の栄養素による効能や画期的なダイエット法などについては、マスコミでは大げさに取り上げられているのがほとんどだ。
(ポリフェノールやカテキンなど)栄養素の効能については、全く無いわけではないのだが、魔法のように効くものではなくバランスよく食事を取りましょうというレベルを超えるものではない。

その他にも、遺伝子組み換え食品や食品添加物を恐れる非科学的な考えに対する反論など、世の中のニュース・俗説に対する正しい見解が示されている。

正直に言うと、本書で学ばなければならない人に本書がリーチすることはないだろう。
(本書を手にとって完読できる人は科学的リテラシーが人並み異常なので、へんてこな健康法やデマに惑わされることは少ない)。
内容はいいことが書いてあるだけに、表現がやや上級狙いなのが残念。
本書のような内容は、マンガと雑誌しか読まないような人に響くように書くべきなのだが……。

☆☆☆(☆3つ)

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