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ワールドカップの八百長:黒いワールドカップ [スポーツ]


黒いワールドカップ (現代プレミアブック)

黒いワールドカップ (現代プレミアブック)

  • 作者: デクラン・ヒル
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/06/11
  • メディア: 単行本



世界のサッカーにおける八百長に関するレポート。
八百長の行われているサッカーリーグは、中国・マレーシア・シンガポールのようなアジアだけではなく、東欧、ロシア。さらには、ドイツ、イタリア、イングランドと言ったトップクラスのリーグでも八百長は行われているらしい。

そして、もちろんタイトルにもあるようにワールドカップでも八百長は行われている。

【目次】
イントロダクション 猛禽
01章 アジア:暗雲
 破壊的な大群
 犯してはならないミス
 芝居の達人
 野放しの黒幕
 機能するシステム
 マフィア、信用、深刻な制裁
 賭け率の崩壊
02章 ヨーロッパ:慣例
 破壊的大群の到来
 黄金時代
 八百長をかけた攻防
 からくり
 セックスと審判
 インターネットの出現
 怠慢捜査
03章 ワールドカップ
 パルの物語
 ドアの向こう側
 奇妙なお遊び
 ヴュルツブルクにて
 ダイヤモンド
 潔白の誓い
 守護神
エピローグ 救世主


サッカーワールドカップの八百長
そう書くと、日本では、日韓ワールドカップにおける韓国有利の判定を思い浮かべる人が多いかもしれない。
本書で言及されている八百長にも、そのような「勝つこと」を求める八百長も確かに存在する。

が、そうした八百長は例外的なものだ。
多くの八百長は、違法のギャンブル組織が、自らの儲けのために行う八百長なのだ。
アジアの黒社会のメンバーが、アジア・ヨーロッパ・アフリカの選手に賄賂を送り、わざと試合に負けさせる。

やり方は非常に手が込んでいて、
・チームの全員ではなく、一部の選手又は審判に賄賂を送る。
・格下のチームに八百長を仕込み、格上のチームの勝利を確実にする
・星の貸し借りを行い、悪の信頼関係を結ぶ
・オウンゴールやPKといったわかりやすい方法ではなく、ナチュラルに負ける
といった手法が取り入れられていて、専門家でも外部から見破ることは不可能だ。

本書を読むと、日韓ワールドカップの時の韓国代表有利の判定は八百長だったとしたなら、非常にヘタな八百長だったことがよくわかる。まぁ、格下のチームに八百長を仕込むのがセオリーなので、そのセオリーに反したため無理がたたったとも見えるが……

本書で書いていることは非常に衝撃的ではあるが、真実である保証は存在しない。
でも、本書で取り上げられている八百長の手法は、週刊誌で報道された相撲の八百長のやり方と酷似している。それだけに八百長に関する真理を含んでいて、私は本書が真実を含んでいるように見える。

サッカーファンなら絶望するだろうが、それでも必読の一冊と言っていい。

☆☆☆☆☆(☆五つ。満点。)

他のBlogの反応はこちら
http://d.hatena.ne.jp/sonodam/20100810/p2

書評エントリは少なめ。
日本人独特の、潔癖症+言霊信仰(声に出すと、本当にあるものになってしまう)によってスルーしているのかもしれない。
でも、本書は目をそらして見ないふりをしていれば済むような本ではない。
サッカーを見る人なら必読だ。





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